【身の周りについて】兵隊に呼ばれた時の話

私の祖父は3年くらい前から

施設に入っています。

もう自分では歩けません。

車椅子です。

90は超えています。

だから家族は5人いますが、

家には4人しかいません。

去年は祖父を家に連れてきて

みんなで寿司を食べましたが

今年は難しいので、みんなで

施設に会いに行きました。

私は年2回ぐらいしか会わないので、

祖父は私のことを覚えていないようです。

でも、毎回施設の近くの道を

通勤に使っていることや

学校で先生をやっていることは

覚えているようです。

ただ、本人が目の前にいても

ピンと来ないし、繋がりません。

昔の話を聞きました。

兵隊に呼ばれた時に

高崎の旅館で兵役検査を

受けたこと。

足が悪くて1年後に兵役検査に

来てくれ！

と言われたこと。

中島飛行機のこと。

高田連隊のこと。

私が生まれた時は休みの度日に

華蔵寺公園に乳母車で連れて行ったこと。

毎回行っていたので、手だけ日焼け

してしまい、熊のような手になって

しまったこと。

帰りは乳母車に乗るのを拒んだこと。

母を連れて伊勢崎から高崎まで

自転車で行ったこと。

祖父は自分の母を自転車の後ろに乗のせて走っていて踏切を渡る時に間違えて落としてしまい、頭から血が出たこと。 

当時は着物だったので、横乗りで

自転車に乗っていたこと。

大学を出て、大学院を出て

教育現場に出て 

たくさんの場所

たくさんの方々に

出会いました。

いつもフラフラしてます。

休みの日は家にいることは

あまりありません。

多動力。

フットワークの軽さは

もはや異常です。

たまにはルーツを聞くのも

いいよねー。